経理

経理と営業が仲悪くなる理由と解決策!業務効率化のカギは相互理解にあり

やゆ

本業は会社員です。 経理に関する情報を発信中! 【経歴】 金融→営業→経理 【資格】 日商簿記2級、建設業経理士2級、FP2級、ITパスポート・・・など

企業の中で経理部門と営業部門は密接に関係しながらも、互いに異なる役割と責任を担っています。しかしながら、両部門間でコミュニケーションのすれ違いが生じることがあり、それが業務の効率化を阻害する一因となっています。本ブログでは、経理と営業が対立する理由と、それぞれが抱える悩みについて掘り下げた上で、相互理解の重要性とコミュニケーションを改善するための具体的な方法を提案します。双方の部門が協力し合うことで、企業全体の業務効率が高まり、よりスムーズな運営が期待できます。

1. 経理と営業が仲が悪くなる理由

役割の違い

経理と営業の間には、根本的な役割の違いがあります。経理部門は企業の財務管理や会計業務を担い、数値や規則を重視して業務を進めます。一方で、営業部門は顧客との関係構築や売上の向上に力を入れ、柔軟で迅速な対応を求められます。この異なる役割が、お互いの価値観や働き方の相違を助長し、摩擦を生む要因となります。

情報のやり取り不足

経理と営業の間で生じる問題の一つは、必要な情報の共有が不十分であることです。営業は顧客のニーズに基づいて行動するため、経理に必要なデータをタイムリーに伝えることが難しい場合が多いです。この情報伝達の欠如が経理の作業に支障をきたし、「営業は締切を守らないのか」という不満につながります。また、営業は経理の要求を業務の本質から外れたものと感じ、これがさらに対立を引き起こす原因となります。

思考の違い

経理部門は数値やデータを重視し、正確性を求めるのに対して、営業部門は顧客の期待やニーズを優先します。この思考の食い違いが、誤解を生む結果につながります。営業はその場の状況に応じた迅速な判断が求められ、経理は事務処理の正確性を追求するため、意見の衝突が避けられません。

不満の蓄積

営業部門が「経理は現場を理解していない」と不満を抱く一方で、経理部門も「営業が締切を守らない」といった不満を感じています。こうした不平が蓄積されることで、両者の信頼関係が損なわれ、関係が更に悪化するリスクがあります。

相互理解の不足

経理と営業の対立の背景には、相互理解の不足もあります。営業は顧客対応に追われ、経理の業務内容を理解する余裕がありません。お互いの仕事内容やその重要性、またそれぞれが抱える課題を理解できないために、誤解や対立が常態化するのです。

2. 経理の悩みと営業の悩み

経理部門と営業部門は、それぞれ異なる役割を持ちながら、業務の進行に関するさまざまな悩みを抱えています。このセクションでは、経理が直面している主な課題と、営業が感じている不満について詳しく探ります。

経理が抱える主な課題

経理部門は、企業の財政情報を精確に取り扱い、経営陣の意思決定を支える重要な役割を果たしています。しかし、以下のような悩みがその業務に影響を与えています。

1. 営業部門の遅延がもたらす影響

経理の業務は、厳格なスケジュールに基づいているため、営業が必要なデータや書類を適切なタイミングで提出しないと、経理全体の進捗に悪影響を及ぼします。特に月末の決算や支払処理の際には、営業の対応の遅れが経理のプランに大きな支障をきたすことがあります。

2. 不正確な情報への対処

営業から提供される報告内容に誤りが多いため、経理部門は正確なデータに基づいた業務を行うのが難しくなります。この結果、修正作業やデータ確認が増え、経理の効率が落ち込むことがあります。こうした問題は経理にとって大きな負担となりがちです。

営業が抱える主な悩み

一方で、営業部門も特有の課題を抱えており、以下のような不満を感じています。

1. 複雑な書類申請

営業部門は日々の業務に追われている中、経理が求める書類の申請手続きが煩雑であることに不満を持つことが多いです。必要な書類を準備する際、手続きが分かりにくく時間がかかることがストレスの要因となります。

2. 経理からの厳しい指摘

経理担当者が営業の遅延や不備について指摘する際、その伝え方が厳格に感じられることが多くあります。忙しい営業にとって、経理からの厳しいフィードバックがさらなるプレッシャーとなることがしばしばです。

結論として

経理と営業は、それぞれの専門職において異なる課題を抱えていますが、相手の立場を理解することが対立を減らし、より良い関係を築く鍵となります。お互いの悩みや状況を理解し合うことにより、協力的な関係を醸成することが可能です。

3. お互いの立場を理解することの大切さ

業務に対する理解の必要性

経理部門と営業部門が衝突することはしばしばあり、その背後には相手の業務内容や目的を理解していないことが根底にあります。営業チームは顧客との良好な関係を築き、売上を最大化することを目指しています。一方、経理チームは売上を正確に管理し、企業の運営を円滑に行う役割を担っています。お互いがどのような役割を果たしているかを知ることで、コミュニケーションが円滑になり、業務も効率的に進行します。

お互いの直面している課題

営業担当者は多忙な日常の中で、さまざまな顧客と接するため外出が多く、経理への各種申請や報告がギリギリになりがちです。一方で、経理担当者は、厳格な数字管理の下で仕事を進めるため、営業からの遅れた報告には常に緊張を持っています。こうした異なる立場から来るストレスやプレッシャーを互いに理解することが重要です。

プレッシャーを理解する重要性

営業チームは顧客からの信頼を築くために一生懸命働いており、それを支える正確なデータや経理からのサポートが必要不可欠です。その一方で、経理チームは数値の正確性を追求しており、営業からの情報の遅延に対して敏感です。お互いの立場から見たプレッシャーやストレスの理解が、信頼関係を築く土台となります。

共有の重要性を促す

意見を相互に理解するためには、定期的なコミュニケーションの場を設け、業務の実情をお互いに共有することが効果的です。たとえば、経理チームが営業現場を訪れて営業担当者と直接対話することで、彼らの苦労を理解できます。また、経理が自身の業務やその意義を営業チームに説明する場を設ければ、営業側もその重要性を実感しやすくなります。

お互いの状況や見解を直接やり取りすることで、単なる業務上のコミュニケーションが深化し、より良い関係の構築が図れるのです。

4. コミュニケーションを増やす具体的な方法

経理部門と営業部門の協力不足は、しばしば業務上の問題を引き起こす原因となります。ここでは、両部門間のコミュニケーションを向上させるための実践的な方法をいくつか紹介します。

定期的な情報交換会の開催

経理と営業の連携を深めるためには、定期的に情報交換会を設けることが非常に有効です。たとえば、毎月1回の業務進捗会を開催し、それぞれの部門が抱えている課題や状況を共有する場を設けましょう。このようなオープンなコミュニケーションが、問題の早期発見や解決につながります。

フィードバックの文化を築く

営業チームが経理に依頼した業務については、経理側から適切なフォローアップを行うことが必要です。営業から送られた書類や依頼事項に対する具体的なフィードバックを提供することで、業務の透明性が高まり、双方のパフォーマンス向上につながるでしょう。また、経理側から営業の努力に感謝を示すことで、良好な関係の構築へも寄与します。

チームビルディング活動の導入

両部門のチームワークを強化するためには、チームビルディング活動を計画するのも効果的です。軽い運動や食事会を企画し、業務時間外に交流を図る機会を作ることで、お互いの理解を深め、仕事上の連携もよりスムーズになります。

ITツールによるコミュニケーションの促進

現代のビジネスには、ITツールの活用が欠かせません。プロジェクト管理ソフトやチャットツールを利用し、リアルタイムで情報を共有できる体制を整えましょう。これにより、業務上の問題に迅速に対応できるようになり、特に経費精算などのプロセスが円滑に進む効果があります。

日常的な感謝の表現

仕事を通じて、「ありがとう」の一言を忘れずに伝えることも、コミュニケーションの促進に寄与します。この小さな行為は、感謝の気持ちを伝えるだけでなく、信頼関係を築くための重要な要素となります。特に忙しい時期には、こうした言葉が互いのモチベーション向上につながり、協力を促進します。

これらのアプローチを実践することで、経理と営業の間にある壁を取り払い、より良いコミュニケーションと相互理解を築くことができるでしょう。

5. システム導入で業務効率化を図る

ITツールによる業務の最適化

経理と営業部門が円滑に連携し、業務の効率を向上させるためには、ITツールの採用が不可欠です。特に、経費精算や請求書処理の自動化により、手作業を減らし、エラーを防ぐことが可能となります。たとえば、クラウド経由の経費精算システムを活用することで、営業メンバーは出張中でも迅速に経費を申請できます。

自動化による利点

  • 申請プロセスの簡易化: 交通系ICカードと連動したシステムを導入することで、利用履歴が自動で取り込まれ、申請が簡単に行えます。これにより、営業担当者はわざわざオフィスに戻る手間が省けます。
  • 承認プロセスの迅速化: ネット環境があれば、営業が申請を出した瞬間に上司に承認が求められるため、承認の遅延を防ぎ、素早いビジネスの進展が可能になります。

情報共有の効率化

システムを導入することで、情報の共有が効果的に行えるようになります。経理と営業の業務プロセスが統合されることで、双方の情報の透明性が高まり、コミュニケーションの円滑化が図れます。

  • リアルタイム情報の確認: 営業が入力した受注情報を経理担当者が即時に確認できる環境を整えることで、請求漏れや誤った請求を減らすことができます。

ルールに基づく自動チェック機能の導入

システムには、経理が設定したルールに従った自動チェック機能を搭載することが推奨されます。営業担当者が申請で不正確な情報を入力した場合、即座に警告が表示され、修正が促されます。これにより、ューマンエラーを抑え、信頼関係の強化が進むと考えられます。

部門間の統一プラットフォームの利点

異なる部門が共通のシステムを利用することで、業務の流れが滑らかになります。営業と経理が同一のプラットフォームを使用することで、部門間の誤解を解消し、明確なルールに基づいて業務が進行するようになります。

このように、システム導入は経理と営業の関係を向上させるだけでなく、全体の業務効率化にとっても極めて重要な施策です。

まとめ

経理と営業の対立は、両部門の根本的な役割の違いや、情報共有の不足、思考の相違などに起因しています。しかし、お互いの立場やプレッシャーを理解し、コミュニケーションを活発化することで、この問題は解決できます。また、ITツールの活用により業務の効率化を図れば、部門間の信頼関係も強化されます。経理と営業の連携を深め、企業全体の生産性を向上させるためには、これらの取り組みが不可欠です。お互いの理解と協力により、両部門の関係は健全な方向に向かうはずです。

最後に経理におすすめの転職エージェントをご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

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