「経理の仕事ってつまらないって聞くけどほんとなの?」
今回はそんな疑問を解決します。
結論、ほんとです。
仕事をしていて、つまらないと感じる時はあります。
ただし、経理の仕事は向き不向きがはっきりと分かれるので、つまらないと感じない人もいるのも事実です。
本記事では、現役の経理が仕事がつまらないと考えられる理由5つと経理のやりがいをご紹介します。
経理がつまらないと考えられる理由、経理のやりがいを知ることで経理が自分に合っているのかをよりイメージすることができます。
「経理に興味のある方」「現役経理の方」も、ぜひ最後まで読んでみてください。
経理の仕事がつまらないと考えられる理由5選
①同じ作業の繰り返しが多い
同じ作業の繰り返しが多いからです。
経理は基本的には1日、1ヶ月、1年とやることが決まっていて、一定のサイクルで同じ作業を繰り返しています。
なので、1年働けば経理の仕事の流れがだいたい分かるため、2年、3年もすれば慣れてきます。
慣れてくると同じ作業の繰り返しが多いことから、退屈しやすく、つまらないと感じる時があります。
②目立たない
経理は目立つ仕事ではないと言うことです。
イメージ通りかもしれませんが静かに淡々と仕事をこなします。
営業などと比べると派手さはまったくもってないため、つまらないと思うかもしてません。
実際に私も営業から経理に転職した当初は派手さがなく、目立たない仕事のため、つまらないと感じました。
人から注目を浴びるような目立つ仕事ではないため、つまらないと感じてしまうかもしれません。
③単純作業が多い
経理は単純作業が多いです。
データ入力や仕訳入力といった入力作業、数字のチェックといった作業がほとんどだからです。
単純作業が多いことから、クリエイティブな仕事を求める人にはつまらないと感じてしまいます。
④閑散期は暇と感じてしまう
経理の閑散期は暇と感じてしまうからです。
ちなみに経理の閑散期は会社によって多少のばらつきはありますがだいたい7~8月、2月のことです。
この時期は一日の業務と月次決算くらいしか主な仕事がないため、残業が少ない傾向にあります。
その逆に3、4月の繁忙期はとても忙しく、人手が足りないため、残業が多くなる傾向にあります。
繁忙期が忙しすぎるため、閑散期との差が激しく、結果としてつまらないと感じてしまうことが考えられます。
⑤経理に向いていない
そもそも経理に向いていないことがつまらないと感じる原因の一つでもあります。
経理は向き不向きがはっきりと分かれるため、
- 数字が苦手
- パソコンが苦手
- 座っているのが苦手
- 同じ作業を繰り返すのが苦手
この中に当てはまってしまうとは経理に向いてない可能性が高いため、経理はつまらないと感じてしまいます。
経理の仕事がつまらない時の対策3選
経理がつまらないと感じてしまう方に対策があるのでご紹介します。
①新しい知識をつける
新しい知識をつけることをおすすめします。
例えば、簿記などの資格の勉強をすることで、新しい知識をつけることができ、経理に関する視野を広げることができるからです。
視野が広がることで今まで気づかなかったところに気づくことができ、結果として経理の仕事に新たなやりがいを見いだすことができるからです。
このことがモチベーションアップにつながり、経理が楽しくなってくるかもしれません。
②担当業務を変えてもらう
可能であれば、担当業務を変えてもらうことをおすすめします。
会社の規模によるとは思いますが、一言に経理と言ってもさまざまな役割分担の上で仕事が成り立っています。
売上を管理する人、経費を管理する人、現金預金を管理する人などその役割はさまざまです。
自分の担当業務を変えてもらうことで
マンネリ化やつまらないといった気持ちををリセットすることができ、
改めて経理の奥深さを知ることができます。
③転職する
①②を試した上で、どうしても経理がつまらないと感じてしまう場合は転職することをおすすめします。
別の会社へ転職してみる
別の会社へ転職するという方法があります。
経理は専門性が高く、実務経験が評価されやすいことから転職も比較的しやすい傾向にあります。
別の会社に転職することで変化が生まれ、気持ちを新たにスタートすることができます。
別の会社に転職して新たにスタートすることでつまらないという気持ちをリセットすることができ、改めて、経理の良さに気づけるかもしれません。
ちなみに、おすすめの転職エージェント「ヒュープロ」の評判・口コミは
以下で公開していますので、参考にしてみてください。
経理以外の仕事へ転職してみる
経理に向いていないと感じる方は経理以外の仕事に転職するという方法があります。
経理の経営に関する知識は汎用性が高く、どの会社でも必要とされることが考えられます。
この経理の経験を活かして様々な業界、職種へ転職することも可能です。
経理以外の仕事に目を向けてみることで、自分にマッチした仕事が見つかるかもしれません。
経理のやりがいとは?
経理はつまらないというイメージが強いかもしれませんが、
そんな経理の仕事にもやりがいがあります。
ここで、私が実際に感じている経理のやりがいをご紹介します。
また、経理のメリットについて確認したい人は以下の記事を参考にしてみてください。
①会社の経営状況に一番詳しくなれる
経理は会社の経営状況に一番詳しくなれることがやりがいの一つです。
それは経理が経営に一番近いポジジョンだからです。
経営に必要なあらゆる数字、データを調べたり、分析したりすることができます。
なので経営者よりも経営に詳しくなれます。
他の部門ではそこまでの権限がないことがほとんどだと思います。
会社に関するあらゆるデータを見ることができ、
会社の経営状況に一番詳しくなれることが経理のやりがいの一つだと言えます。
②会社の経営を左右する大事な仕事
経理は会社の経営を左右する大事な仕事だということがやりがいの一つです。
目立つことがなく、静かなイメージの経理ですが、そのイメージとは逆に企業を経営していくなかでとても重要なポジジョンを担っています。
それは経理が分析して導き出した資料をもとに、経営者が実際に経営に関する判断をするからです。
時には経営者に対してアドバイスをする場面もでてきます。
経営者を支える存在であり、会社の経営を左右する大事な仕事だということが経理のやりがいの一つと言えます。
まとめ
今回は「経理の仕事はつまらないってほんと?やりがいはないの?現役経理が解説します!」について紹介しました。
本記事の中でふれた、経理の転職について、
以下の記事では「経理は転職しやすいの?その疑問を現役経理が徹底解説します!」について紹介しています。
「経理の転職に興味のある方」はぜひ参考にしてみてください